収入面に不満?人間関係が不満?美容師の転職事情

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一般的な企業であれば学校を卒業して就職をするとできるだけ長く勤め、崩れかけているとは言っても現代でも終身雇用制度というものはまだまだ残っています。ですが美容師の場合は終身雇用や生涯雇用などを必要とすることがなく、アシスタントから一つの美容室で長く働き続けるという美容師は少ないのです。

実際にいつも担当してくれていたスタイリストがいつのまにかお店を辞めてしまっていたなんてこともよくあることで、中にはカットに行った時に今月でお店を変えることを宣告されたという人も少なくないでしょう。

お店を変える理由は様々ですが、どの様な理由によって転職をするのでしょうか。

美容師が職場を変える時の理由は意外と前向きな理由が多い

優秀な美容師は他の店舗からお誘いを受けることも少なくありません。所謂ヘッドハンティングですね。スタイリストとして確立することでテレビや雑誌などに出演するとさらにこう言った機会は多くなり、働き方や給料面などで現状よりも優遇されるとなれば他のお店に移ることも多くなります。

また中には長年スタイリストとして経験やスキルを積んで独立する美容師もいるでしょう。自分の顧客をしっかり作り、開業資金のめどが立てば美容師の最終目標である独立に踏み切るのです。

そして最後に多いのが他の美容室の営業スタイルを勉強するためです。美容室のよって接客スタイルが違い、得意とするスタイルなどもあります。自分の技術や接客の向上のために他のお店のスタイルを勉強し、将来的な独立に備えるのです。

後ろ向きな理由があることも

とは言っても全ての美容師が前向きな理由でお店を変えるわけではありません。特に美容師の転職理由として多いのが人間関係によるものであり、狭いお店の中で長時間一緒に勤務をする同僚や上司と上手く付き合うことができなければ大きなストレスになることも多くなります。職場の人間関係をリセットする意味で転職をする美容師も少なくないのです。人間関係によるストレスで体調を崩してしまう美容師も存在するので仕方のないことなのかもしれません。

転職を繰り返すことは美容師としては不利になるのか?

一般的な企業では転職を何度も繰り返している人の採用は難しくなります。定着率を重んじる会社であればなおさらのことです。では美容師はどうなのでしょうか。

これは一般的な企業と同じ様に前の職場を退職した理由などによります。新しい技術の習得などで何年かおきにお店を変えるのであれば特に問題となることはないでしょうし、人間関係でも転職も数回程度であれば問題視されることはありません。ですがこれはスタイリストに限った話であり、アシスタントの状態で転職を繰り返すと多くの場合は不利になってしまうのではないでしょうか。

同じ業種での転職が多い

美容師免許を取得することで美容室だけではなくまつげエクステなどの施術をするお店でも働くことができる様になります。美容師の場合は他業種に転職するよりも同業種での転職が多いようです。

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