スタイリストとして働く上で自分の顧客をどれぐらい持っているかというのが美容師にとって一つのバロメーターとなるのではないでしょうか。将来、独立開業を考える場合には一人でも多くの顧客を作るのが重要であり、そのためにはリピーターを増やす努力が必要になります。世の中には多くの美容室があり、そこで働く美容師もとても多く存在しているのでお客様を獲得し、リピーターとなってもらうためには多くの努力が必要です。
美容師がリピーターを増やすためにはどんなことが出来るでしょうか。
自分が美容師じゃない場合を考えてみる
自分が美容師ではなく、髪の毛を切ってもらうお客様だった場合、どんな美容師だったらリピーターになるでしょうか。美容室に最初に行くきっかけは自宅から近かったから、仕事の帰り道だったから、クーポンマガジンにクーポンが入っていたから、だいたいこんな理由なので最初のきっかけはあまり気にしなくて良いでしょう。
そしてたまたま行った美容室で担当してくれた美容師、それからずっと自分の髪を切ってもらう様になったというのが多いのではないでしょうか。
リピーターになろうと思う理由5つ
美容室で担当してくれた美容師のリピーターになろうと思う理由を3つあげてみましょう。
- 技術・・・自分の希望通りのスタイルにしてくれた。朝のセットがしやすくなった。髪のダメージを考えてカットしてくれたなどです。
- 相性・・・お客様も美容師も人間なので少なからず相性というものが出てきます。カリスマ美容師と呼ばれ、顧客を多く抱えている美容師さんはお客様に相性がいと思わせるのが上手なのではないでしょうか。気遣いや会話の内容のチョイスなどが相性を左右するポイントになります。
- 雰囲気・・・女性線で美容師さんを見た時に清潔感などはやはり気になります。また仕草や服装など雰囲気が自分と合うかも大事なポイントとなるでしょう。
どんな美容師さんだったら自分がリピーターになるかを自分なりに考えてみましょう。
リピーターを増やす接客術
美容師にとって大事なものは技術、センス、経験、知識など様々なものがあります。ですがその中でも重要なのが接客ではないでしょうか。お客様とよい関係を築くことで技術もよりよくなり、リピーターを獲得しやすくなります。そこでリピーターを増やす接客術をお教えしましょう。
お客さんのタイプを見極めましょう
現代の美容室には女性だけではなく男性も子供も、また年齢層に関係なく様々なお客様が来店されます。これらの人たちに同じ接客をしてもなかなかリピーターを増やすことは出来ないでしょう。どんな会話をしたいのか、そもそも会話をしたいのかなどまずは見極めて接客に入ることが重要です。話をしたくないのに、たくさん話しかけられてしまっては次も来たいなんて思わないですね。最初に少しだけ話しかけてお客様の反応を見てみましょう。
会話の中でお客様のニーズを聞き出す
接客中の会話をただの世間話で終わらせてはいけません。お客様との会話を楽しむことも大切ですが、その会話の中でお客様が美容室や美容師に求めているものを聞き出すことが重要です。洋服やバック、靴などを見たり、会話の中で趣味などの話をすることでお客様の好みのスタイルなども見えてくるでしょう。お客様の求めるものと美容師が提供するものがマッチングすればほとんどの場合はリピーターになってくれます。
会話に夢中になりすぎないようにしましょう
お客様との会話を楽しむ中で気をつけたいのが会話に夢中になりすぎて必要以上にプライベートなことを詮索してしまうことです。プライバシーを侵害してしまうとお客様との関係は一気に崩れてしまいます。