美容師の独立開業の流れと独立開業にかかる資金

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ほとんどの美容師が自分の店を持つことを目標にして技術の向上や顧客の獲得に努めているのではないでしょうか。では美容室の独立開業の流れと独立開業にかかる資金について説明しましょう。

自分のお店を持つまでの流れ

スタイリストとして確立し、開業資金の目処が立てば開業のための準備を始めます。開業日までに早くて3年、遅くても1年ほどかけて準備をしている美容師がほとんどのようです。

準備

この期間に独立開業のための具体的な知識を収集しなければなりません。実際に独立している先輩美容師がいればそういった人たちに聞くのもよいでしょう。独立を考える美容師のために開業セミナーをしているところなどもあるので情報収集をしましょう。

計画

自分の持ちたい美容室のコンセプトを考え、プランニングをしていきます。事業主となるのですから事業計画書や資金計画などを作成しなければなりません。事業計画書を作成し、資金計画を立てたら、出店候補地の選定に入りましょう。あらかじめ出店する場所が決まっている場合はいいのですが、決まっていない場合などは周辺環境のリサーチなども必要になります。

出店のために行動する

オープン日の約半年前には開業スケジュールを作成し、テナント探しや設計、施工会社の選定、機器の検討などが始まります。出店予定のテナントが決まれば、融資の申し込みを行いましょう。外装や内装なども作り上げていく時期であり、お店でのメニュー作りなども行っていきます。またスタッフを募集する場合には求人や各機関への開業手続きもこの時期に行います。

出店1ヶ月前

お店の外装や内装も出来上がり、必要なスタッフや機器も揃っている状態です。施術に必要な薬剤や備品などもしっかりと揃えて、お店の広告宣伝、ホームページの制作を行います。

自分のお店を持つということは経営者になるのですから、お金の流れなどもしっかりと把握しなければなりません。そこで必要になるのが会計管理であり、会計事務所もこの時に選定しておくと良いでしょう。

まだまだ開業までにはしなければならないこと、考えなければならないことが山ほどあるのですが、大まかな流れを説明しました。

美容室の独立開業にはどのくらいの資金がかかるのか?

美容室を開業する際には大きくわけて4つの資金が必要になります。

  • テナントの保証金、内装工事費
  • 設備費用
  • 備品費用
  • 仕入れ代

です。この他には外装に資金が必要になったり、スタッフを募集するための求人にかかる資金、お店の宣伝をするための広告費などが必要になります。

実際にどれぐらいの資金が必要なの?

美容室を開業する資金についてですが、まずはどこに出店するのかによって幅が出てきます。東京都内などであればテナントにかかる費用も大きなものとなるでしょう。

こういったことを踏まえて美容室を開業する資金に相場は500万円から3000万円となっています。

独立の鍵となるのが資金調達をどうするか

スタイリストとして確立しても、やはり資金調達の目処が立たなければ開業することはできません。自己資金で全てを賄うことは難しいので国から融資を受けるのか銀行から融資を受けるのかなど融資先を探しておくのも開業のための準備となります。

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