拘束時間が長すぎる??美容師の労働時間について

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多くの人が思っているのが美容師は収入が低いのに労働時間が長いということです。オープン~クローズまで出勤している美容師がほとんどであり、オープン前の準備やクローズ後の後片付け、レッスンやミーティングなどをこなしていると、帰宅することには日にちが変わっているなんてことも珍しくありません。

ではなぜ美容師はこんなにも労働時間が長いのでしょうか。

美容師に労働基準法は適用されないの?

週6、毎日の帰宅時間は深夜という美容師は実は多く存在します。こんな話を聞くと美容師に労働基準法は適用されないのか?と疑問に思う人もいるでしょう。もちろん美容師にだって労働基準法は適用されなければなりません。

また美容室の求人を見ると勤務時間は8時から18時、9時から19時など一般の企業の様な勤務時間になっているのです。ですが、これはお店の営業時間となっていることがほとんどであり、オープン準備のために1時間早く出勤しなければならなかったり、クローズ後には後片付けはもちろんのこと、レッスンやミーティングなどもあります。そしてお客様の施術が長引けばクローズする時間さえも遅くなってしまうのです。サービス業なのである程度は仕方のないことですが、お休みも年間休日日数は80日程度と年間休日日数が100日を切るとブラック企業なんて言われる現代では、美容師の休日日数はひどいものとなるのではないでしょうか。

アシスタントの場合はさらに過酷になる

スタイリストになるとある程度早く帰ることが出来る様になるのですが、アシスタントの期間の労働時間はとても長いことがほとんどです。誰よりも早くお店に来て誰よりも遅くお店を出るというのがほとんどであり、実はこの期間に美容師としてやっていくことを諦めてしまう人も少なくありません。

小規模店と大規模店の労働時間の違い

労働時間が短い美容室を選ぶなら

出来るだけ労働時間の短い方をと思う場合には小規模店の方が比較的労働時間が短くなっています。従業員が少なく、スタッフ間の上下関係も大規模の美容室に比べると比較的ゆるいことからレッスンなども自分で自由に行うことが出来るので、クローズ後は後片付けだけをして帰ることも多いようです。

労働時間は長いが技術のレッスン内容を重視するなら

大規模な美容室になると従業員数も多く、上下関係なども厳しい美容室が多くなります。技術面などを毎日先輩から教わることも多くなり、先輩より先に帰るなんてことが出来なくなることが多いので帰宅時間も深夜になることが多いのですが、その分技術面での向上や新しい技術を取り入れるのは大規模な美容室の方が多くなっています。

また都心部の美容室になればなるほどヘアショーや撮影など営業時間以外に行われるイベントなどもあるので休日を返上して先輩のお手伝いをしたりすることも多くなってきます。

アシスタントの間は労働時間を考えてはいけない

時間の融通が利くのはやはりスタイリストです。スタイリストになる過程のアシスタントの場合は労働時間なんてものを気にしていては務まらないでしょう。スタイリストになるために必要な技術や知識を学ぶ時間として考えているアシスタントがほとんどです。

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