面貸しサロンのシステムはどうなっているのか?

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美容師さんが独立を考えたり、自由な時間で働きたいと考えた場合に選択肢として挙げられるのが面貸しサロンです。

面貸しサロンとはフリーランスの美容師として個人事業主になり、サロンを経営する企業から鏡面やシャワーなど施術に必要な場所や設備を借り、その対価として売上の一部をサロンに支払うものであり、店舗を持つことなく独立することが出来るのです。

面貸しの料金システムって?

面貸しの料金システムには大きくわけて還元歩合制と月額固定制の2種類のシステムがあります。一般的には還元歩合制で報酬を決定している面貸しサロンが多いのですが、美容師さんだけでなくネイリストさんを対象にした面貸しサロンなどを普及している中で増えているのが月額固定制のシステムです。

還元歩合制って?

還元歩合制は歩合制、還元制、出来高制などとも呼ばれています。

美容師さん一人の月の売上に対して40%から60%のマージンをサロン側が受け取るというシステムであり、例えば月に100万円の売上があった美容師さんはその月は40万円から60万円のお給料をサロンから受け取ることになります。

月額固定制って?

月額固定制の場合は売上は関係なく、アパートやマンションの家賃のように店舗のレンタル料を支払います。お店の立地や規模にもよるのですが月額5万円程度から存在しています。例えばその月に100万円の売上があったとします。ここから月の利用料金と諸経費を引いた金額がお給料となり、売上を上げれば上げるほど自分の収入になるのでモチベーションも上がりますし、より完全に独立する状況に近い状態で働くことが出来るのです。

水道光熱費や雑費はどうするの?備品は?

美容室に欠かせない水道光熱費

美容師さんが施術をする中で欠かせないものが水道や電気ではないでしょうか。では面貸しサロンでは美容師さんが負担をしなければならないのでしょうか?また美容室では予約を受ける為の電話や宣伝をする為のインターネット環境なども必要になります。

水道光熱費に関しては還元歩合制のサロンの場合はだいたいマージンの中に含まれていることがほとんどです。月額固定制のサロンの場合は在籍している各美容師さんで折半という形になります。

シャンプーや薬剤は?

施術をする為に必要なシャンプーやカラー剤、パーマ液、クロスやホットカーラー、輪ゴムやフェイスシートなどの消耗品、ドライヤーやアイロン、カット用具一式などは美容師さんが自ら用意しなければなりません。サロンによってはカット椅子や手鏡、ワゴンなども必要になります。薬剤やカーラーなどに関しては美容師さんのこだわりもあるので自由なものを使うことが出来るのがメリットとなります。

まとめ

面貸しサロンには料金システムは大きくわけて二つあり、料金システムによって揃える必要がある備品なども違うのですが、雇われて美容師として働くよりも薬剤などもこだわって選ぶことが出来るので、より自由に自分の技術や知識をお客様に還元することが出来るのです。

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